苦しく辛い時 こうして「元気」になりました 

健康

ある女の子の治療

以前、子どもたちを預かって共同生活をする施設を運営していた時のことです。
一人の女の子(中学生)が、お腹が痛くなり、食事がちゃんとできなくなりました。
私はその子をある治療院に連れていきました。
別記事「味覚障害とO-リング」でも触れた鍼灸院です。

その女の子はO-ringテストなどで、ストレスによる膵炎と診断されました。
いくつかの処方箋が渡され、食事制限(糖分、カフェイン、添加物などを除去)が言い渡され、そして・・・
「絶対に、乗り越えなさいね。
ここで乗り越えなかったら、また後で同じようなことが起こるの、
だから今、乗り越えていきましょうね!」
と、その女の子にアドバイスをしてくれました。

いつも口やかましい私から言われるよりも、ずっと説得力があり、効果があったと思います。
この女の子、とても立派にその状況(実は、女子の間でゴタゴタが続いていた)を乗り越え、
病気で苦しみながら度々励ましの手紙をくれる父親に、丁寧に返事を書くようになり(封筒に入れる前に私に見せるのだった)、
さらに数年後に、立派な社会人となった姿を私に見せに来てくれました。

この女の子の診察の直後、控室で待つ私のところにその先生が来て、突然、私の診察と治療が始まりました。

控室で私の治療

実は、その少し前に私はとても大変な事があり、人生の中でももっとも苦しい状況の中にいました。
その先生はそのことを知っていて、私を心配して、控室の私のところに来てくれたのでした。

O-ringテストの診断では、私の気がかなり下がっていることが明らかでした。
「このままじゃ、倒れるよ」と注意されました。
そして、こんな治療を施してくれました。

フォーカスするイメージを転換

今日、この記事をここに書くのは、この方法をお伝えしたかったからです。
いま、苦しい中で耐えてがんばっている人が、この方法で少しでも楽になり、少しでも元気を得ることができればと願ってこの記事を書いています。

先ず、その辛く苦しいことの一番象徴的なシーンを思い出すように言われました。
私の指先のO-ringは全く力なく、簡単に開いてしまいました。
それほどにそのことは、私のエネルギーを下げていることがはっきりわかります。

「じゃあ、次に、今までで一番気持ちが高揚してうれしかった場面を思い出して」
私は、少し考えてから一つのシーンを選び、思い描きました。
10年以上前に、ネパールの田舎の山道を一人で歩いていた時のシーンです。
向こうの山の中腹に見える目的地のお寺まで、白い尾根道(白雲母の岩でできていました)が続いていて、その道を歩いている時の高揚感がとても強く残っていたので、そのシーンを思い浮かべたのでした。
私の指先には力が入ったようで、O-ringは開きませんでした。

「では、次に、
 最初の苦しい場面から、次の楽しい場面に切り替えるの。
映画のシーンが次第に切り変わるようにイメージするの。
何度も、それを繰り返して。
何度も!

繰り返しイメージを切り替えていたら、最初の苦しい場面の「マイナス効果」が無くなっていき、
常に楽しい場面の「プラスのエネルギー」に満たされているようになったのが、O-ringの反応でわかりました。

「これで、大丈夫!」
「とりあえず今はこれでOKだけど、時間が経つと戻ってしまうから、繰り返しやるのよ。
だんだん良くなっていくから!」

こうして控室での、診察と治療が終わりました。

 

ついつい自分を責め、そのマイナス場面にフォーカスしてしまい、
そうしてさらに気が下がり、負のスパイラルに陥ってしまう・・・
私だけでなく、よくあるパターンかも知れません。
それがやがて、病気や一層の困窮を招いてしまうことが想像されます。

「一番楽しかった時のこと」に意識をフォーカスすると、こんな効果がありました。
苦しい状況を脱するために、
一日に何回か、そんな時間をつくってみるのはいかがでしょうか?

私は、それからちょうど10年間その仕事を続けました(合計で13年間でした)。
いろんなことが次々に起きる現場でしたが、この時の苦しかった経験がむしろ私の「背骨」のようになって私を支えてくれていました。
この時の「控室での治療」のおかげだと思っています。

この私の体験が皆様のお役に立つことを祈って。  合掌

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