さぁ、これからの「農業」の話をしよう!

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さぁ、これからの「農業」の話をしよう!
このブログの開設にあたって

小さな小さな「種」が、太陽と大地の滋養を受けて育ち、やがて大きな大きな「実り」を結ぶ。
毎日このドラマと対面し、森羅万象と対話をしながら生きる。
これが職業にできるなら、これほどすごいことはない。

でも、今の社会の中で農業で生活するというのは、
どうもそれ以外のいろんなことが付随してきて、そう簡単にはいかせてくれない。

では、やめるか・・・?

・・・それで、私は幸せになれるか? 納得して生きていけるか?
それ以前に、
それで、この社会に未来はあるのか? 人間に未来はあるのか?

私はもうすぐ還暦という年齢だが、実は「少年」の頃から、そんなことをずっと考えて生きてきた。
中学二年の秋に、この国に未来はないと思い南米移民を決め、
進学したのが琉球大学農学部で、沖縄県の移民相談の窓口でアルゼンチンへの移民を相談していた。
そして、過疎問題を解決すればこの国の食糧問題は解決できるという話を信じ、大学を休学して全国の過疎地を訪ねた。
その旅で私は、「有機農業」に出会った。1982年、ちょうど沖縄が本土に復帰して10年目の年だった。
そこで私が気づいたことは、問題は「食糧」や「過疎」ではなく、もっとそのもとにある人間の「生き方」であるということだった。
このままではこの社会と一緒に、人間はこの星の上から消えてしまう・・・その思いを一層強めるとともに、
社会の在り方=人間の生き方を、何とかしなくては!
その過疎地と有機農業の見分と、私なりの考えを卒論「帰農試論 疎外の克服のために」にまとめ、
やがてその答えとして、沖縄の小さな離島で、全国から子どもたちを募り共同生活を始めた。
その子どもたちと一緒に農作業をし、毎日のように海で泳ぎ、そして地域の再生に取り組んだ。
13年間の、とても充実した日々だった。
そしていま、ここ長良川の源流の地で「無肥料・自然栽培」で米や野菜を作る農家「与久呂農園(ヨクロノウエン)」を夫婦で営みながら、
「農」や「食」を軸に、「生き方」を追求するネットワークを創っていきたいと考えている。

農業で生きていこうとする人
「農」を愛し大切に思う人

この社会の現状や行く末に疑問や不安を感じ
「農」に答えや鍵があるのではないかと感じている人

「農」や「食」や「からだ」を大切なキーワードとしてつながっていきたいと思っている人

・・・そういうあなたに、このブログがお役に立てばうれしい。

私にはまだとても幼い子どもがいる。
その子に、「楽園」のような世界を見せてあげたい。

それは単に田や畑が「楽園」なのではなく、
人と人がつながりあって生きている社会の姿を思い描いている。

そんな思いと行動を共有するネットワーク、興味ありませんか?

さぁ、これからの「農業」の話をしよう!

……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……
おれたちはみな農民である ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと生活をする道を見付けたい
われらの古い師父たちの中にはさういふ人も応々あった
近代科学の実証と求道者たちの実験とわれらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
われらは世界のまことの幸福を索ねよう 求道すでに道である
「農民芸術概論綱要」序論 宮沢賢治

プロフィール


与久呂(ヨクロ)農園は清流長良川の源流地、岐阜県郡上市の山間にある、無肥料自然栽培で米と野菜を作っている農家です。もうすぐ還暦の私ですが、幼い子どもを育てています。そんな日々の農業のこと、豊かな自然の中での子育てのこと、背景にある今の社会に対する思いや考え、そして農と食のネットワーク作りについて発信していきます。
(与久呂はわが家荒井家の屋号です。)
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